元同僚と集い・青春期に戻る
「はて?誰?」と首をひねり「○○さん?」「そうです」「やっぱり!」一斉に拍手と笑いが起きた。
48年ぶりに再会した新年会の様子だ。
当時勤務していた毛織物会社は右肩上がりの業績で勢いがあった。
独身寮の朝食は新入社員の役割分担で“初めチョロチョロ中パッパ”は先輩から習った炊き方のコツだ。
だが初めて炊いたご飯は真っ黒になった。でも「お焦げもおいしいよ」と励まされた先輩の一言が脳裏に焼き付いている。
会社は繊維不況のあおりを受けて閉じたが、社是「積極進取・和協一致」の精神は参加者16人の心の中に生き続けていた。
“同じ釜の飯を食った仲”だから話は弾んだ。
まるで青春期にタイムスリップしてような不思議な空間になった。
楽しかった新年会の余韻がまだ残っている。
北國新聞、地鳴り欄、朝刊掲載、24.1.23付け


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